債務整理

債務整理とは、借金の返済が困難になった際に、法的手続きを通じて負担を軽減する方法です。主な手続きには、貸金業者と交渉して毎月の返済額を減額する「任意整理」、裁判所を通じて借金を減額・免除する「個人再生」や「自己破産」などがあります。
また、過去の過払い金を請求できる場合もあります。借金問題は放置すると状況が悪化することが多いため、早めの対応が重要です。借金の返済にお困りの方や、債務整理を検討している方は、お気軽に当事務所までご相談ください。最適な解決策をご提案いたします。

任意整理とは、裁判所を介さずに貸金業者と直接交渉し、借金の利息や返済条件を見直して負担を軽減する手続きです。
主に将来の利息を免除し、無理のない範囲で分割返済できるよう調整します。自己破産のように財産を失うことなく手続きでき、職業制限もありません。

<任意整理の流れ>
1.弁護士に相談 – 現在の借金状況を確認
2.貸金業者と交渉 – 利息カットや返済額の減額を協議
3.和解契約の締結 – 新たな返済計画の確定
4.分割返済開始 – 和解内容に基づいて返済

個人再生とは、裁判所の手続きを通じて借金を大幅に減額し、原則3~5年で分割返済する制度です。
住宅ローンを除いた借金が5,000万円以下の方が対象で、一定の収入があることが条件となります。借金の最大90%が減額される可能性があり、自己破産とは異なり財産を手放さずに済むのが特徴です。
特に「住宅ローン特則」を利用すれば、自宅を維持しながら返済計画を立てることができます。信用情報に影響はありますが、職業や資格の制限がないため、生活を立て直したい方に適した手続きです。

自己破産は、裁判所に申立てを行い、借金の返済義務を免除してもらう手続きです。無職や低収入などで返済が困難な場合に利用され、手続きを終えれば借金から完全に解放されます。
ただし、一定の財産は処分され、資格制限のある職業(弁護士・公認会計士・警備員など)は手続き完了まで一時的に制限を受けます。官報への掲載や信用情報への影響もありますが、生活必需品や最低限の現金は手元に残せるため、生活の再建が可能です。

借金の返済が困難になった場合、早めの対応が重要です。以下のような状況に該当する方は、債務整理を検討することで生活の立て直しが可能になるかもしれません。

  • 毎月の返済額が収入を超え、借金を返すために新たな借入をしている。
  • 貸金業者からの取り立てや督促が頻繁にあり、精神的に追い詰められている。
  • 住宅ローンの支払いが滞り、このままでは自宅を失いそうになっている。
  • 長期間利息だけを払い続けており、元本がなかなか減らない。
  • 病気や失業などの理由で収入が減り、今後の返済が困難になっている。

借金問題は早めの相談が解決の鍵となります。
債務整理を検討されている方は、ぜひ当事務所までご相談ください。あなたに最適な解決策をご提案いたします。

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